知夏先生が伝えたかったこと

このメガネ姿、懐かしいと思ってくれる方はどのくらいいるのかしら。

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2014年とか2015年くらいの私、知夏先生とかMs. 知夏と呼ばれていたころ。

英語の先生として毎週出演させてもらっていた配信番組Schooをきっかけにたくさんのお仕事をもらえるようになって、色々な人に知って応援してもらえるようになって、なにか告知をするとわざわざ飛行機や新幹線で来てくださった熱心な方々もいた。

周りから売れてきてるねと言われて、正直自分でもそれがわかるくらいの勢いで。

その状況は高揚感のあるものだったし、人気商売に波があることはわかっていたから物理的に受けられる仕事はほぼ（胡散臭そうなのを除き）全部受けた。

企業の英語研修を多い日は朝4：30のオンラインクラスから22：00～生放送まで7コマとかやって放送後の反省会して終電で帰宅、加えて英語ミュージカルスクール？の支部校長になったりダンス教えたりパフォーマンスの仕事も増えて、全然寝てなかったけどアドレナリンで乗り越えていた、というかむしろ毎日を楽しんでいた。

でも、実は2015年くらいは迷いが出始めた時期でもあった。

もう直感でしかないけど、“楽しいけどこれじゃないかも感”を感じ始めたころ。

このまま頑張れば英語の先生とかなら成功するのかもしれない、でもふとその未来を冷静に想像したとき、今突っ走っている道での成功に自分の心が踊らないことに気づいてしまった。

そんな中で2015年秋、ミスコンのご縁で人生初滞在したアフリカ。

これまで未知の世界だったアフリカの文化、空気、そして人に触れて、アフリカはもちろん世界中に友達が増えた時間。

毎日毎日一緒に語って歌って踊って笑って騒いで泣いてまた歌って踊って。

あ、この動画は音量ほんと注意してください↓

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いやもう、わかっててもうるさい、というか音割れひどい。　

みんなと朝から晩まで騒ぎ倒して、でも紛争やテロの話とかもものすごく白熱して時には誰かが泣いて、でもでも開催国のミス以外全員にとって外国なもんだから謎の連帯感でこれ何？とかそれおいしい？とか助け（探り）あって、そんで文化紹介で芋虫が出たんだけどアフリカも食べない国が多いらしく私が抵抗なく食べてたら皆にぎょっとされて(笑)

そんな珍道中な2週間のあと、皆でずっとリハーサルをしてきたファイナルのステージに立って国の政治や経済力とか関係なく平等な立ち位置に並んで踊って、みんなの着る世界中の民族衣装に反射する照明とお客さんたちの歓声を受けて、ステージが終わって皆で泣きながらお疲れ様のハグをしたとき、あぁ世界ってキラキラしてるなって心から思って、いつかこの絵を作りたいって思ったのです。

子どものころからずっと、“世界中にお友達ができますように”と思ってきた私。

それが叶った私が、次の目標として伝えたかったこと、みんなに身につけてほしいと思ってきたことは、英語力じゃなくて、英語力もふくめてだけど、”世界と仲良くなるチカラ”。

それを叶えるための私のあり方、“知夏七未”さんのありかたは、英語の先生でもダンスの先生でもないのかもしれない。

そんなことに気づいて、帰国後具体的にやることは白紙だったけど、目の前の仕事をこなすのにいっぱいいっぱいだったから仕事をだんだん減らして自分の心踊ることを考え直して、コンセプトだけでproud storyを見切り発車で始めて。

ミスコンで教えてもらった今でも好きな言葉は

”We are not competing each other, but complementing each other (私たちは競い合っているんじゃなくて、補い合っている)”　

私たちはコンテストという競争の場にはいたけど、補い合ってもいた。

今の私は、あの時見たキラキラな世界が見たくて右往左往迷走しています。

一人だと本気で迷走する私に巻き込まれ困惑しながらも面白がってくれ（てるはず）、うまく説明できないけど見たい世界の実現を応援してくれる人に恵まれて。

まだまだこの道で成功しそうなんて思える気配もない下積み時代だけど、知夏先生をしていたころとはまた違う、きっともっと本物な高揚感で心踊る毎日です。

最近proud storyの一環としてまた先生としてイベントや企業研修・学校の授業に登壇させて頂くことが増えてきました。とはいえ英語の語学研修ではなく、“国際力・グローバルマインドセット”とか“キャリア・ライフプラン”とかの授業や研修。

この写真は前期に長期プログラムを担当させてもらった高校1年生350人とフィリピンの漁村の中高生との中継の様子。