my proud story

proud story代表 知夏七未です。proud storyプロジェクトにこめた想い、私なりの”素敵な自慢話”。

トラックに乗るOLさんだったころ

4月最初の週。

学校や会社に入りたてのドキドキした顔を街中でたくさん見かけますね。

この前はなんの会社なのか渋谷で新入社員らしき20人くらいがぞろぞろ歩いてて。

きっとちょっと前まではそこそこ遊んでた大学生とかだったろうに、全員同じリクルートスーツでお互い敬語使ってて、上司らしき人が引率の先生状態で、なんかかわいかった(笑)

緊張してるんだろうな~!

 

ところで私も大学卒業してからそんな感じの会社員してました。

 って言うとびっくりされ、外資系?と80%以上の確率で聞かれるんだけど英語なんてほぼ使わないコテコテの日本の企業の物流子会社で営業でした。

 

夢見がちなわりに、夢を追うならやみくもにではなく現実的な道筋をたててからという考えの私。

夢見るのはタダだし自由だけど、追うとなるとリスクを背負うことになる。

夢に破れた父にまつわる話を聞き、会社勤めで子供を育てた母を見てきたので会社員=生活が安定という図式をどこか意識していました。

ショービジネスか国際協力的なことは子供のころからの夢でNGOとかダンス留学とかもしたけれど、道をどちらか1つに絞れないうえにどっちもそれで生活していくには大変そう。生活できなくてもいいくらいの情熱があるならまだしも、どっちもやりたいがゆえにどちらにも決めきれない。

それなら卒業後一度は就職して自分の本当に追いたい道を考えながらやりたいことに使えるお金や社会人経験を貯めよう、と決めていました。

ただダンス留学先のNYで大きな舞台が決まり予定外に5月半ばの帰国、就活出遅れまくりの中でまだ募集してたのが入社した物流会社だったというわけです。

 

 

内定をもらって59人の同期とリクルートスーツを着たドキドキの4月の後の1年は全国の倉庫の実務研修で、ひたすらダンボールとたわむれる日々(笑)

パチンコ台が重すぎて腰を痛めたり(今考えれば労災おりたね)、夜の港湾地区はちと物騒だったりもしたけど、トラックに同乗させてもらって納品行ったり、キャラの強い人たちから休み時間に色んな人生話を聞いたり濃くて楽しすぎた時間だったなぁ。

元々学生の時から倉庫とか工場でバイトしたりして長らくの思い入れがあるので、今でもコンテナとか倉庫をみると懐かしさにきゅんきゅんしてしまうのです(笑)ゆりかもめ乗ると景色じゃなくてずっとそういうの見てしまう。

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1年経ってからはスーツ着て営業始めて、提案書や見積もり作ったりお客さんとこ行って倉庫行って、昼は会社、夜と土日はダンスの舞台に出たり先生としてクラスを持ったり長期休みにはNGOの活動に参加したりの日々。

体力はあったのでダンスの深夜練からそのまま会社に行くこともしょっちゅうだったし、遠方公演の日は駅のロッカーにスーツケース入れて会社員したあとにダンサーモードで新幹線や飛行機で移動なんてことも結構ありました。早朝の成田でスーツに着替えてしれっと出社したり。。

自由人キャラな私を受け入れてくれる居心地の良さが嬉しくてオフィスに朝一番乗りして仕事も張り切ってたな。

 

人に恵まれたこともあって予想以上に会社が楽しくて、学生の時に密かに決めていた3年会社員するという期間や目標の貯金額を超えても会社を続けたし、もうこのままこの会社で過ごす人生で十分幸せなんじゃないかと思う自分にびっくりしていた。

まだ採用してたからと言う不純な動機で応募したけれど、結果的には自分にとってベストな会社に入ったんだと思います。(皆の人が良すぎたのか業績は良くなかったけどw)

 

舞台を通じた国際交流というやりたいことに途中から気づいていたこともあって、会社にいつづけて甘えてちゃいかんと思いつつ会社が好きになりすぎて踏ん切りがつかなかった頃に見つけたこのCM。

歌詞も映像もあまりにも自分の状況とかぶりすぎてて、当時見て泣いたな~。

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オフィスの様子と窓からの景色もちょうどこんな感じだったし、バーベキューしたり同期とフットサルしてたところまでかぶってる。

今久しぶりにCM見て、またじ~んとしてます(笑)。

楽しさで会社を評価するべきじゃないけど、でも楽しかった。

体が2つあればずっと続けたかったくらいすご~く好きな会社だった。

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この春から会社とか学校とかそれ以外でも新しい生活が始まった皆さま、緊張の1週間お疲れ様でした!

どうか頑張りすぎずに顔晴る、素敵な日々を。

そして、会社を辞めてもう5年経って去年会社をたてた私も顔晴ろう。

会社辞める時に、辞めなければ良かったって言わないようにこれからがんばると日記に書いていたのです。

これからもっと自分らしくがんばれ、活躍を楽しみにしているよと会社の皆さまが書いてくれた寄せ書きは今でも宝物。

大好きな会社だったけど、それでも辞めて良かったって思えている今がある幸せと有難さを感じつつ、これからも、今が一番好きだと思える日々を重ねていけるように。

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リスクがなくなるわけじゃないけど、夢を叶えるための道筋をちゃんと考えながら、確実に夢を追っていきたいと思います。

 

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にん!!